今日のこと
by fudekodeko


034:孫

何もないはずではあるが微かなるはるかな声を聴き分ける孫
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# by fudekodeko | 2010-08-10 22:51 | 題詠ブログ

033:みかん

結実のところが毎年むずかしい心の底からみかんでいるには
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# by fudekodeko | 2010-08-10 22:50 | 題詠ブログ

031:SF

あなたではないかも知れぬ人といていつまでも月沈まぬSF
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# by fudekodeko | 2010-08-10 22:48 | 題詠ブログ

032:苦

噛み切れぬところどころを探ってる苦しまぬよう気づかぬように
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# by fudekodeko | 2010-08-10 22:48 | 題詠ブログ

030:秤

満月を削ってみれば天秤がゆっくり空を持ち上げてゆく
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# by fudekodeko | 2010-07-03 21:35 | 題詠ブログ

029:利用

役立たずと言われてザルの目を埋める利用するとは悪い言葉ね
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# by fudekodeko | 2010-07-03 21:16 | 題詠ブログ

028:陰 

雨漏りのしみかと思い油断する嬌声あげて駆ける陰口
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# by fudekodeko | 2010-07-03 20:49 | 題詠ブログ

027:そわそわ

割るまではわからないのよ生卵男の指がそわそわ震え
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# by fudekodeko | 2010-07-03 20:36 | 題詠ブログ

026:丸

ビスケット丸くわたしは崩れてく誰に問い詰められることなく
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# by fudekodeko | 2010-07-03 20:35 | 題詠ブログ

025:環

ニュースでは環が欠けますと言っている手は握り締めほどかぬように
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# by fudekodeko | 2010-06-09 23:03 | 題詠ブログ

024:相撲



不条理といえなくもない引き分けを見逃している夕べの相撲
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# by fudekodeko | 2010-06-09 22:48 | 題詠ブログ

023:魂

なにごともうつつであるが天豆の空をなぞって笑う魂
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# by fudekodeko | 2010-06-09 22:41 | 題詠ブログ

022:カレンダー

屋根を踏む猫の重みのカレンダー出産予定の日の煩わし
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# by fudekodeko | 2010-06-09 22:37 | 題詠ブログ

021:狐

菜箸や匙にまざって水屋には九尾の狐がいつからかおり
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# by fudekodeko | 2010-06-09 22:32 | 題詠ブログ

たちあおいどこまで私のなかで咲く

のみこんだものから手足がはえてきた

傾きに気づいてもいる海近く

私のやさしい足で踏んでいる

一人づつ渡されたもので太ります

手のひらが塩辛いまま眠ってる

咲かぬよう見つからぬよう高くせよ

あご紐は世界を下げるためにある

曇天がやさしくするので鳩になる

そもそもの病の分けをつまんだら

           (散歩会 奈良 唐招提寺)
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# by fudekodeko | 2010-06-07 23:24 | ふでこにあ

すり鉢のなかを一晩かけ歩く

自転車で毎日通る道に、夏みかんの樹があって、花が咲き始めた。
夏みかんと思っているが、大きな果実が枝に下がるのは、
どうも、涼しいころだったような気がする。
果実について無関心なのは、その花の匂いが重要だから。
花の匂いの中を通過する間は、だるい出勤時間や、不毛な疲れが帳消しになる。
直接からだを刺激する「匂い」とは何だろう。
視覚や聴覚は当然だが、実は嗅覚こそ人の命に大きく関わっているような気がする。
嗅覚とは呼吸のことであるし、食べ物のことでもある。
記憶を司り、感情も涌く。
もっと世界は雑多な匂いに満ちていたのではないだろうか。
匂いのない世界がどんどんひろがってる。
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# by fudekodeko | 2010-06-02 23:52 | ふでこにあ

020:まぐれ

ポケットのない服なので本日のまぐれの星は飛び込まなかった
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# by fudekodeko | 2010-05-17 23:36 | 題詠ブログ

019:押

指で押したしかめたかったことがありもうそれは目覚めてしまって
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# by fudekodeko | 2010-05-17 23:31 | 題詠ブログ

018:京

最終のバスが終わった左京区で折りたたみ式記憶ほつれる
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# by fudekodeko | 2010-05-17 01:16 | 題詠ブログ

思い切り角はまがっていく五月

激しさが薄荷水なの転校生

どの夢の部屋番号だったろうにぎってる

案外に空に刺さったもの多し

つり橋が揺れてもつられない小唄

あけぼののかげにはコンセントなど二つ

夜明けまえものには皮のない時間

タンスとか浜辺とか夢見がちなり

できるだけもたれぬようにタンス立つ

腰骨が浸水してる待ち合わせ

バラ闇が真っ赤な煤を吐く季節

傾いたままで届いた茶封筒
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# by fudekodeko | 2010-05-17 00:09 | ふでこにあ