今日のこと
by fudekodeko


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007:決 (ふでこ)

オレンジの花がどこまで追ってくるさあ決めなさいと百本の指
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by fudekodeko | 2010-02-28 22:42 | 題詠ブログ

同じ夢にいましょう月から降っている

今日は、スピードスケート選手のように、
全身太ももになって爆走する姿を
想像している自分にびっくりした。
今でも、わたしは明日の朝、新鮮な私に生まれ変わって目覚めることを、
確かに、微かに一瞬想像する。
そして疲れ果てたまま、目が覚めるのだ。
きっとわたしは死ぬまで、よぼよののおばあさんになっても、
全身筋肉で疾走する自分を仮想するのだと思う。
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by fudekodeko | 2010-02-27 23:46 | ふでこにあ

ここまでと言われて困るチューリップ

親指姫はチューリップから生まれてきたのだった。
最後につばめの王子様と結婚する。
何がどうなってつばめの妻になったのかは、抜け落ちていて覚えていない。

この花の枯れ方が気にいっている。
変色した花びらが縮んで黒い十字架のようなおしべが露わになり、
子供だましのような陽気な花であったのが、
一変、ゴチックな様式の伽藍になる
つばめの王子と結婚した親指姫がどうなったかまでは、語られていない。
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by fudekodeko | 2010-02-27 01:06 | ふでこにあ

海辛くもっと哀しい貝が泣く

ペインクリニックという看板を見ると、
痛かったことの、懐かしさみたいなものが湧いてしまう。
大きな怪我も、骨折したこともない私が、これまでで、一番痛かったのは
子供の頃に罹ったおたふく風邪で、耳脇のリンパ腺が腫れた時だった。
痛いことからは逃げられず、湿布薬の匂いの中で、じっとしていた。

ペインクリニックというと、どこか、即物的な治療を思ってしまうが、
「痛み」という独立した感覚を扱っているのなら、
痛み専科と言ってもよいのなら、次に痛いことになったら、
一度は掛かってみたいお医者さんだと思っている。

生きることの痛みを科学的に言うことができるのか、
訊いてみたい。
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by fudekodeko | 2010-02-25 23:59 | ふでこにあ

006:サイン (ふでこ)

砂浜でサインを拾う海深く誰かの吐いた銀の水泡
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by fudekodeko | 2010-02-25 23:30 | 題詠ブログ

005:乗 (ふでこ)

乗り込もう行方知れずのあかつきの夢覚めぬよう追うモノレール
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by fudekodeko | 2010-02-15 16:20 | 題詠ブログ

満月がしぼられしたたり落ちている

明日は陰暦の新年。
月の暦どうりなので、月は新月。
真っ暗な夜。
太陽暦の正月は満月だったけど。
始まりはまっくらで、なにもない夜がいい。
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by fudekodeko | 2010-02-13 23:55 | ふでこにあ

カステラに蜂がいたよと嘘をつく

夢のなかでは、
いつも大好きな人を見失い、
よく知ったはずの場所で迷子になる。
いつまでも家に帰れない、高い崖から飛び降りなくてはならない。
痛くてもどかしい、真空の時間。
目覚めもよくない。
なのに、なぜか、また行きたくなる。
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by fudekodeko | 2010-02-12 23:40 | ふでこにあ

004:疑 (ふでこ)

疑がわし折りたたまれた紙の家 土にやすまる小雀の死
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by fudekodeko | 2010-02-11 15:13 | 題詠ブログ

003:公園 (ふでこ)

やわらかい雨すいこんだ公園にしずかな声でだれか呼ばれる
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by fudekodeko | 2010-02-11 00:22 | 題詠ブログ